❖ 自分で治すツボと漢方 ❖

厚生労働省は2040年に65歳を迎える人のうち、女性の2割が100歳まで生きるという推計を発表しました。

人生100年時代に突入。

「自分の体は自分で治す。」をテーマに

『漢方薬店の管理責任者歴』もある『現役鍼灸師』が、実経験や知識を基に「健康コンシェルジュ」となり【自分で治すツボや漢方薬、セルフケア】等をご紹介します。

肩背痛・背中の痛み・鍼灸師がおススメする自分で出来るセルフケアを紹介・ツボ・経穴・東洋医学・鍼灸・漢方・漢方薬

背中の痛み

背骨の胸椎周辺は、呼吸器系や胃の不調、精神面、ストレスの影響が出やすい箇所です。

背中の状態が良くなると呼吸も楽になる事にもつながり精神的なリラックス効果も。

①肩甲骨周辺を整える。

 

 

肩甲骨を動かすポイントは(手⇔腕⇔肩⇔肩甲骨)を連動させた運動が大切になります。

おススメの運動はタオルを肩幅くらいで両手で握った状態でバンザイし→後頭部の後ろにさげ→またバンザイします。

20~30回を3セット行いましょう。

 

 

附分(ふぶん):第2胸椎と第三胸椎の間で脊柱起立筋の外側に取ります。

反対側の手を人差し指が背骨に触れるように肩にてを置くと中指、薬指あたりに触れます。

触れて痛い箇所を10秒3~5セット行いましょう。

 

背中の痛み・鍼灸師がおススメする自分で出来るセルフケアを紹介・ツボ・経穴・附分・胃兪・胃倉・足反射・足つぼ・東洋医学・鍼灸・漢方・漢方薬

②胃腸不良で背中に緊張。

 

 

胃倉(いそう)

《お灸もおススメ!!》

第12胸椎と第1腰椎の間の高さで脊柱起立筋の外側。

両手を脇腹にあてると親指が肋骨の下縁に触れ、

そのまま親指を背骨の方へたどって行き脊柱起立筋に触れる箇所。

10秒3~5セット行いましょう。

 

 

胃兪(いゆ)

《お灸もおススメ!!》

第12胸椎と第1腰椎の間の高さで脊柱起立筋の頂点。

上記の「胃倉」を触れ、そのまま背骨の方へたどって行き、筋肉の盛り上がりの頂点。

10秒3~5セット行いましょう。

 

 

中脘(ちゅうかん)

《お灸もおススメ!!》

おへそに小指を当てて指5本、親指が当たる所でくぼむ箇所。

両手で人差し指を中脘にあて呼吸をしながら行いましょう。

吐くと同時に押し、吸うと同時に離す。

吐く(4~10秒)、吸う(4~10秒)をゆっくりとリラックスしながら行いましょう。

 

背中の痛み・鍼灸師がおススメする自分で出来るセルフケアを紹介・ツボ・経穴・中脘(ちゅうかん)・足反射・足つぼ・東洋医学・鍼灸・漢方・漢方薬
背中の痛み・鍼灸師がおススメする自分で出来るセルフケアを紹介・ツボ・経穴・足三里・足反射・足つぼ・東洋医学・鍼灸・漢方・漢方薬

足三里(あしさんり)

《お灸もおススメ!!》

お灸好きが選ぶツボの一つ。

松尾芭蕉も足三里に灸をすえながら奥の細道を旅したそうです。

むこうずねの外側を下から上にさすり上げて指が止まった所から、外側へ指幅1本分の所にあるくぼみ。

椅子に座って足を組み足三里を反対側の人差し指、中指で押す。

強めに10秒3~5セット行いましょう。

③ツボ押し後、老廃物を排泄する事が大切です。

 

足裏の腎臓、輸尿管、膀胱などの反射区をツボ押しし、最後に常温の水やお白湯をコップ一杯飲みましょう。

背中の痛み・鍼灸師がおススメする自分で出来るセルフケアを紹介・ツボ・経穴・足反射・足つぼ・東洋医学・鍼灸・漢方・漢方薬

薬局で取り扱いのある(一般用医薬品)背中の痛みにおススメの漢方薬。

 

 

葛根湯(かっこんとう):本来発汗を促し、かぜの初期に頻用される処方ですが、

葛根には筋弛緩作用があることから、肩こりや四肢の痛み、関節痛などにも使用されます。

 

 

疎経活血湯(そけいかっけつとう):血流改善の鎮痛のための処方です。浮腫をとる生薬、しびれや痛みを取る生薬が配合されています。血を補い、水の滞りを除き、痛みを緩和します。関節痛、神経痛、筋肉痛などに使用します。

 

 

薏苡仁湯(よくいにんとう):慢性化した疼痛に使用します。浮腫を取りながら、冷えによって悪化する筋肉や関節の痛みに使用します。炎症を抑える効果もあり局所的な疼痛にも使用します。

 

 

※第2類医薬品はご購入の際、薬剤師、登録販売者にご相談やアドバイスを受けることをおススメします。

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